top of page

​日蓄ニューズ
        コロムビアニュース  復刻版

(改題後)

“NITCHIKU  NEWS”
“Columbia News”

Add paragraph text. Click “Edit Text” to update the font, size and more. To change and reuse text themes, go to Site Styles.

ラジオもテレビもない時代。「肉声」によって感情を伝達する雑誌、それがレコードであった。

「レコード」と聞けば、現代人の誰もが趣味としての「音楽」を連想するだろう。

しかし、ラジオもテレビもない時代に於いては、癒し、メッセージ、教育、政治、芸能など

様々な場面とその用途に於いて、「肉声」によって「言語」を具現化するメディア

「レコード」と「蓄音器」は、人々の暮らしと社会活動に欠かせない存在であった。

日本流行歌欧米進出の先駆。誰も踊れる国民踊り「さくら音頭」。至るところで開催される

コロムビア・コンサートや演奏旅行。全世界の洋楽、新作映画シーンとコロムビア主題歌レコード。

当時の一線級の演者を揃えた布張りのアルバム⟪邦楽傑作集⟫シリーズは、同社の看板商品。

浪花節・琵琶・小唄・民謡などのレコード、オリムピック応援歌、紙芝居レコード。

坪内逍遥博士の「沙翁(シェイクスピア)劇」朗読、川島芳子嬢(清朝の皇族。愛新覚羅顯㺭。スパイ)の

「蒙古の唄」。皇太子殿下御誕生奉祝レコード、濱口首相マクドナルド英国首相の肉声レコード、

文部省推薦として君が代、読本や教育レコード。犬養毅、田中義一、大隈重信、乃木大将、東郷元帥

政治家、軍人、各界の著名人のレコード。

日本の勢いを象徴する音楽ビジネスの隆盛ぶりは、各特約店の堂々たる陣容からも窺い知ることができる。

年頭の辞

「世界到る處、不況に呻吟してゐるにも係らず、ひとり日本が洋々たる前途の希望に燃え乍ら、

この佳辰を迎ふに際し、盆々御繫栄に向はれつゝある各位に、御祝詞申上げることはまことに

欣快に堪えない次第にございます。」と始まる。

そして、「今や、業界の前途は輝く希望に朗らかな行進曲を奏でやうと致してをります。

(中略)

恒に日本国民運動に参与することを念願とし「君ケ代」「非常日本の歌」「日本国民歌」

其他日本の国情に忠実ならんことを希ひ~」と続く。

グリムセー氏の言葉から、当時の日本の社会情勢、音楽の持つ重要性と将来性がうかがえる。

昭和9年 ※注1 はまさに激動の時代で、様々な面で大きな変化が見られた。ラジオの普及率は

1942年にようやく世帯の半分にすぎず、テレビが普及する1960年代に入ってからであった。

そのため、「標準的な言葉の浸透」、国民の生活と心の豊かさの中心にあったのが、

音楽であり、それを可能とするのが蓄音器とレコードであった。

発行社(者)

発行元は日本蓄音器商會(のちに社名を日本コロムビア株式会社に変更)。

創立115年の歴史のある、わが国最古のレコード会社による、直営レコード店(=日本コロムビアによって

整えられたアメリカに倣った特約店)向けの広報誌。

収録

1930年(昭和5)4月創刊号から1936年(昭和11)9月発行号までの戦前期に現存する68冊を収録。

全1回配信。

仕様 

A4版/約30頁。グラビア頁多数。月刊。

特徴

①音楽産業を牽引してきた日本コロムビア株式会社の広報誌。

②国内の主要都市のみならず中国(大連)・台湾などにも支店があった。

東アジアの音楽産業史ならびに文化史の変遷を知ることが出来る。

④特約店向け広報誌であるため、記事内容の専門性が高い。

⑤掲載内容は、当時の日蓄の動向について具体的に記され、また、専属芸術家に関する写真や記事も

 多数収録されている。

⑥「年齢による音楽の好みの違い」、「六大都市に於ける洋楽嗜好状態の比較」、「都市富力文化現勢調査」

 など様々な統計データも充実。

⑦国内外の支店を基軸とした、最新情報「コロムビア・ニュース」や、「支店情報」から当時の国内外の情勢

 が読み取れる。

注1 1934年(昭和9)の主な出来事:

国際および国内情勢においては、満州国では執政の溥儀が皇帝に就任。日本は影響力を強めたが、抗日勢力も活発化していく。

南満州鉄道に特急あじあ号が走り、満州国のイメージアップと技術大国日本を喧伝。財閥も満州に進出した。国民党軍に追い詰められた紅軍(中国共産党)は本拠地瑞金を出て長征を開始、毛沢東は指導権を確立していく。

国内においては室戸台風、東北地方では大凶作で、秋から冬にかけて欠食児童や身売り、自殺・心中、生き倒れが増加。閉塞した世相の中、明治維新の精神の復興・天皇親政を掲げる「昭和維新」が軍部や右翼に広まっていった。

文化・社会の点では、クールビズの一環として解禁シャツの流行、様々な分野で新しい技術や製品が登場した。

経済的には、大恐慌の影響が残る中で、政府は景気対策に努めていた。

書籍説明(電子書籍のみ)  

配信日

2025年10月頃を予定

言語

日本語 

電子書籍

全1回配信(分売可)、MeL(丸善雄松堂)・KinoDen(紀伊國屋書店)・eBooks(エビスコ)・ライブラリエ

のプラットフォームでの閲覧。

監修・解説

刑部芳則(日本大学 商学部 教授)

蔵書状況と希少性

社史に関する史料は、国内53・海外13の機関(図書館など)に蔵書されているが、本広報誌を所蔵する国内外の機関はない。

国立国会図書館 東京本部には、1冊子1ファイル毎に丁重に保管されているが欠号多数。(基本、複写不可。)

今回の刊行にあたり、国立国会図書館及び、日本コロムビア株式会社が所蔵する資料から復刻。 

            

電子書籍のメリット

「いつでも・気軽に・読みたい箇所から」利用可能。電子書籍化にあたり、ページ下部に余白部を加え、ノンブルを追記。

本書籍導入のベネフィット

同一プラットフォーム内の書籍・雑誌・新聞に掲載されている用語との「横断検索」が有効です。

戦前の国策報道と真実の相違などの比較検証を含め、学部や学科、ジャンルの壁を越えて、民主的傾向・娯楽性・風俗性の

強い雑誌など、同時期に刊行された様々な刊行物との比較・検証により、思わぬ発見が生まれる可能性があり、お勧めです。

※ 2025年秋刊行の「サンデー毎日」の表4にも広告がたびたび掲載されていて、購読者層が近いことがわかる。

お奨め対象

日本および東アジアの歴史

(文化史、音楽産業史、芸能史、社会史、政治経済史、メディア史、教育史、表象文化史、近代史)研究者

大学図書館・公共図書館          

  

販売対象機関

全機関

販売価格

セット販売価格 154,000円(税別)を創業1周年特価として、

創業1周年記念特価

1アクセス∼3アクセス共に同一価格。

①・②分売可。 

※ライブラリエは特価はありません。


解説文_bt.jpg

約15%OFFの132,000円(税別)にてご提供たします。

2026年3月末までにお申し込みの場合に限ります。

価格表_見るbt.jpg
com_b1.jpg
com_b2.jpg
日蓄ニュース_ページ_1.jpg
日蓄ニュース_ページ_6のコピー.jpg
hit_b.jpg
mihon_nc_b.jpg
nihon_clm_b.jpg
bottom of page