合同会社かかし
Kakashi , inc.

漫画と読物 復刻版
“Manga & Reading Material”(“ political cartoon" revised.)&
“Political Cartoons and Photographs from Jiji Press”
(“ political cartoon" revised.)
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「漫画は筆者の心が鏡のように映るものである。可恐(おそるべし)可慎(つつしむべし) 」
日本初の職業漫画家、北澤楽天が描いた『時事漫画』のエピローグ。
北澤楽天が時事新報社時代に手掛けた『時事新報』(※1)の日曜版附録として人気を博した
『時事漫画』(※2)。更なる誌面の刷新を図るため、1931年(昭和6)7月に『漫画と読物』、
1932年(昭和7)5月に『漫画と写真』と改題した。
終刊は同年10月。刊行期間は合わせて僅か1年4カ月。国内外の大学にほぼ蔵書がない幻の漫画新聞。
当時の国内外の世相を題材として諷刺とユーモアに富んだ表紙絵やコマ漫画を描いた。
※1:1882年(明治15)に福沢諭吉が創刊した日本初の不偏不党の中立言論新聞。高度な取材力を武器に、
「日本一の時事新報」と称される程の人気を誇った。
※2:1902年(明治35)『時事新報 』の日曜特集頁として始まり、 1921(大正10)2月11日に時事新報の
日曜版附録として独立する。主筆として漫画を描く一方で、若手漫画家の育成にも力を注いだ。
漫画という言葉が定期刊行物のタイトルに使用された最初の刊行物。それまでは1ページだったもの
が、カラー2ページの漫画と写真と読物の入りのページからなる当時としては豪華な新聞雑誌に
生まれ変わった。
発行社(者)
時事新報社。漫画家は北澤楽天(1876~1955、本名:北澤保次)、日本初の職業漫画家。
1895年(明治28)、横浜のボックス・オブ・キュリオス社(横浜外人居留地の英字週刊誌)に入社。
オーストラリア出身の漫画家 F.A.ナンキベルから西洋漫画の描法を学ぶ。福沢諭吉の目に留まり
1899年(明治32)に時事新報社へ。
同年、「時事新報」の漫画記者として紙上に漫画を描き始め、1902年(明治35)に「時事漫画」欄を
任される。
表紙の政治・外交・経済の風刺漫画はもとより、キャラクターの創作、コマ漫画、海外漫画の紹介など
新たな漫画表現を積極的に取り入れ、婦人や子供向けの漫画も掲載、さらに絵双六など読者も参加できる
内容で幅広い年齢層の読者を獲得し、楽しませた。
『カッツェンジャマー・キッズ』、『イエロー・キッド』 、そしてフレデリック・バー・オッパーの作品と
いったアメリカのコミックに刺激を受けて、明治期から昭和初期に於いて多くのコミックストリップ ※
や表紙の漫画を描いた。当時「ポンチ絵」や「おどけ絵」と呼ばれ評価の低かった風刺画を、きちんとした絵と内容で大人から子供まで楽しめる「漫画」へと発展させた。
自ら「漫画師」を名乗り、楽天以前は「フリーの漫画家」はおらず、新聞社は挿絵や漫画を担う専属の画家を抱えていた。新聞社の一画家から「漫画家」という立場を確立し、活躍するようになった代表的人物。
口癖はヒカーン(悲観)と言う抜作やなど多くの人気キャラクターを生み出すとともに、
「十字語判断(クロツワードパズル)を日本へ最初に紹介した人物でもある。
※ストーリーを一連のコマやイラストにより伝える漫画作品のこと。アメリカでは新聞漫画を指す。
「意地の悪い人は、意地の悪い漫画が出来る。漫画は筆者の心が鏡のように映るものである。可恐(おそるべし)可慎(つつしむべし)」楽天が「漫画を志す人達へ」
日本近代諷刺漫画の祖と言われ、弟子には、横井福次郎、島田啓三、下川凹天、根本進、松下井知夫、
西川辰美、幸内純一、麻生豊、紫藤南天、益子かつみなどがおり、多くの漫画家に影響を与えた。
楽天は『時事漫画』に、「人々の生活を豊かにし、悪を治め、家族や国のさらなる繁栄を確かなものにしたのは、漫画への愛情だ」と述べている。
後(第二次世界大戦中)に、国策として漫画を統制する組織政府が設立した漫画団体、日本漫画奉公会の会長
を務めている。
近年では、北澤楽天の半生を描いた伝記映画『漫画誕生』が、2019年(平成31)に公開。
監督は大木萌、楽天をイッセー尾形が演じている。
収録
「漫画と読物」と「漫画と写真」が、完全揃い刊行
・「漫画と読物」
『時事漫画』改題後の1931年(昭和6)7月5日創刊505号~1932年(昭和7)4月10日544号まで。
・「漫画と写真」
『漫画と読物』改題後の1932年(昭和7)4月17日545号~1932年(昭和7)10月23日
最終号の572号までを刊行。共に揃いで完全復刻!
全1回。
仕様
週刊。毎週日曜日発行。タブロイド版。多色刷り、単色刷りの頁からなる。
構成
表紙絵・1枚絵、コマ漫画や連載漫画、時事諷刺画、読物、読み物と漫画、
広告漫画(プロダクトプレイスメント)など。
特徴
①楽天の映画板表紙絵、双六、海外漫画(時事新報社特約漫画のパット・サリバン「黒猫フェリックス」)、
国世相や時事、際関係を揶揄した諷刺漫画、記事や読物、写真との漫画など、
幅広い層を対象として意趣を凝らした質の高い漫画が満載。
②読物や記事或いは写真を取り入れた独自性の高い誌面構成。
③プロダクトプレイスメント要素を取り入れた、コマ漫画の中に商品告知をする漫画がある。
21世紀の今日では、日本のアニメ作品において、実在の車などを宣伝手法として登場させることはある。
今日から110年以上も前の時代に、このような手法を取り入れた漫画を描くことは極めて画期的な手法で
行なっていた。
④裏表紙に掲載する広告を、楽天が描いているユニークなオリジナル広告頁がある。
復刻に向けて
海外の大学に於いて、「日本研究」といえば、まず第一に漫画・アニメです。次に映画や古典芸能と続き、
文学や文芸の研究が主な対象であった頃とは大きく様変わりしています。
北米の大学のホームページには、漫画研究や漫画コレクションが大きく掲出されています。
ウクライナ問題、イスラエルや北朝鮮、台湾問題など世界中で緊張がたかまっています。
或いは関税、人種や性の対立や差別など、係争や紛争は絶えず、第三次世界大戦さえ危ぶまれています。
2025年、世界の軍事はは二兆七千億ドルで、昨年比約9%増加しています。
そんな中、日本の果たすべき役割が求められてもいます。
2024年の調査で、日本は「訪れたい国」ランキングで1位になりました。
昨年は3,687万人の外国人が日本を訪れています。
日本に興味を持ち、訪れてみたい大きな要因のひとつとして、漫画があります。
日本の漫画やアニメをきっかけに日本語を学んだり、日本独自の文化や国民性に触れる方々が大勢います。
漫画は、国籍、民族性、言語、年代、性別、或いは思想や趣向の異なる多くの人たちに、
「重要感」を与えることが出来る素晴らしい「文化」です。
漫画を通じ、コミュニケーションをはかり、グローバルな視点で、国際的な問題を考える素養を養うことが
可能です。
北澤楽天氏は、海外に於いても日本近代風刺漫画の祖と思われています。
楽天氏が時事新報社で政治・社会風刺漫画を発表(1902年)してから120年以上の歳月が経ちます。
漫画は日本が誇る独自の文化として成長し、いまでは学術的観点に於いても、
国内外の多くの大学研究者や社会人予備軍であ
る学生から、日本の歴史や民族性、日本文化研究のための主要な対象となっています。
学術書としての価値
「時事漫画」の国内外の蔵書状況
①国内の機関(図書館など)
・愛知大学・愛知淑徳大学・秋田公立美術大学・跡見学園女子大学・茨城大学・大阪国際大学
・大阪成蹊大学・大阪大学・関西学院大学 ・学習院大学・京都精華大学
・京都ノートルダム女子大学・熊本学園大学・神戸大学・国際日本文化研究センター・昭和女子大学
・上越教育大学・大東文化大学・筑波大学・津田塾大学・東海学園大学・東京家政学院大学
・東京外国語大学・東京成徳大学・東京大学・東北大学・東北大学・鳥取大学・富山大学・名古屋大学
・奈良大学・鳴門教育大学・日本大学 芸術学部・梅花女子大学・放送大学・北海道大学
・北海道教育大学・武蔵大学・明治大学 ・山口大学・立教大学・立命館大学・和洋女子大学
②海外の図書館
オハイオ大学・ロンドン大学・ハイデルベルク大学・ベルリン国立図書館
これらの事例から、昭和初期に刊行された「時事漫画」の改題「漫画と読物」並びに「漫画と写真」は、
日本漫画史ならびに日本近代史における学術書としての価値は明らかです。
(改題前タイトル「時事漫画」、改題後タイトル「漫画と写真」)
「漫画と読物」(改題後「漫画と写真」)
日本近代まんがの先駆者である北澤楽天氏が時事新報社において手掛けた時事新報の日曜特集ページ
(のちに日曜版附録となる。)、「時事漫画」。 政治・社会風刺漫画として大変好評をを博した。
1931年(昭和6)7月に「漫画と読物」、1932年(昭和7)5月に「漫画と写真」と改題。同年10月に時事新報の
日曜漫画版が終刊となるまでの僅か1年4か月。
刊行期間
「漫画と読物」
1931年(昭和6)7月5日(通巻505号)改題号~1932(昭和7)年4月10日(通巻544号)改題最終号まで
「漫画と写真」
1932年(昭和7)4月17日(通巻545号)改題号~1932(昭和7)年10月23日(通巻572号)終刊号まで 共に揃いで完全復刻
配信日
2025年10月頃を予定
言語
日本語
電子書籍
全1回配信(「漫画と読物」・「漫画と写真」は分売可)
MeL(丸善雄松堂)・KinoDen(紀伊國屋書店)・eBooks(エビスコ)・ライブラリエのプラットフォームでの閲覧。
蔵書状況と希少性
「時事漫画」は、国立国会図書館がマイクロ(東京)、紙(関西館)及び、デジタルコレクションで所蔵。
国内44・海外4の機関(主に大学)に蔵書がされている。
一方、「漫画と読物」は、国内外の大学には、東京大学(8冊)とオハイオ大学(10冊)のみ。
それ以外の国内外の大学と国立国会図書館には蔵書なし。
「漫画と写真」 は、国内外の大学図書館および国立国会図書館に蔵書なし。
※5.学術書としての価値 「時事漫画」の国内外の蔵書状況参照。
電子書籍のメリット
「いつでも・気軽に・読みたい箇所から」利用可能。電子書籍化にあたり、ページ下部に余白部を加え、ノンブルを追記。
本書籍導入のベネフィット
同一プラットフォーム内の書籍・雑誌・新聞に掲載されている用語との「横断検索」が有効です。
戦前の国策報道と真実の相違などの比較検証を含め、学部や学科、ジャンルの壁を越えて、民主的傾向・娯楽性・風俗性の
強い雑誌など、同時期に刊行された様々な刊行物との比較・検証により、思わぬ発見が生まれる可能性があり、お勧めです。
お奨め対象
日本漫画史、日本文化史、写真史、政治史、政治思想史、大衆史、社会史、民俗史、近現代史、
表象文化(芸術・文芸・社会現象など)史、メディア史、教育史、文学史、経済史の研究者
大学図書館、公共図書館
販売対象機関
全機関
販売価格
セット販売価格 176,000円(税別)を創業1周年記念特価として、
1アクセス∼3アクセス共に同一価格。
①・②分売可。
※ライブラリエは特価はありません。
約15%OFFの132,000円(税別)にてご提供たします。
※2026年3月末までにお申し込みの場合に限ります。




